活動報告

地域産業に大きな期待!

筆者:高橋まさひこ
2021.04.23

次世代たたら協創センターオープニング

三年前、内閣府地方大学・地域産業創生交付事業が認められ、「先端金属素材グローバル拠点 NEXTA」が島根大学構内に完成しました。そのオープニングセレモニーが4月21日に開催されました。

新型コロナウイルス感染する中でしたので、当施設のセンター長に就任されているイギリスオックスフォード大学教授(超耐熱合金研究の世界的権威)の出席はできませんでしたが、ビデオメッセージでの挨拶がありました。

主催者である服部康直島根大学学長からは、日立金属K.K・SUSANOO(安来市の特殊鋼加工技術を中核に航空産業を目指す企業グループ)を中心とする産業界・松江高専・東京工業大学・オックスフォード大学等・金融機関や島根県など官民学金が一体となって、新素材の開発4・人づくり・地方産業振興を行い、世界最高の研究機関として取り組む決意を述べられました。

また、来賓として丸山達也島根県知事は、たたら文化を継承し、島根県の重要産業となっている安来市で世界最高の特殊金属を生産する日立金属など、世界レベルの生産拠点として発展していくためには、当該センターに期待する思いをしっかりと支えていくとの祝辞を述べられました。

式典後、同センターの目指す館内を視察しましたが、原子レベルまで見られる顕微鏡、金属素材の強度を測る測定器、合金等を作る小型炉など研究用の機器が多数設置されていました。

今後、企業や大学の共同研究・外部からの受託研究・民間等の現職技術者や研究員のテーマを島根大学教員の元で研究する受託研究員制度なども導入されています。

共同研究では航空機産業プロジェクト(エンジン用新素材の研究・大型部材の製造技術の開発)・モーター産業プロジェクト(アモルファス合金箔の素材開発・加工方法量産化技術の確立)が進められています。

同センター機能発揮により、島根県が関係機関の連携と人材育成等により、金属素材の世界的拠点になり、地元産業の発展に大いに期待できる施設であることを強く感じたところです。