活動報告

島根県旅館ホテル生活衛生同業組合との意見交換会

筆者:高橋まさひこ
2020.10.28

島根県旅館ホテル生活衛生同業組合との意見交換会

昨日(28日)、島根県旅館ホテル生活衛生同業組合(皆美理事長)と島根県及び県議会との意見交換会が開催されました。島根県からは丸山知事と執行部、県議会からは園山県議・山根県議と小生が出席しました。

同業組合は宿泊施設を有する方々の組合で、島根県経済の柱である観光事業の促進を図るためには、情報や戦略の共有化する必要があり、毎年開催されています。

県からは「最近の観光動向とR2年度観光振興の主な取り組み」の説明がありました。昨年観光入込客延べ数は、昨年5月705千人に対し本年5月67千人と1割まで落ち込みましたが、8月には昨年604千人に対し本年304千人と5割まで回復してきました。

島根県独自に取り組んだプレミアム飲食・宿泊券の発行が功を奏していると考えられます。同組合からは県の対応への感謝とともに、県のプレミアム券と各地域で発行される応援券のルールがはっきりせず戸惑った。GoToキャンペーンは来年1月に終了するがコロナの収束が見られない場合は再販をお願いしたいなどがありました。

また、GoToキャンペーンは大手旅行会社と大型施設での利用が多く、中小施設では恩恵が少ないため改善の要望がありました。

特に感じたのは、各種キャンペーンが終わる1月以降の状況が心配されており、状況によっては新たな対策の必要性を感じました。

宿泊施設の新型コロナウイルス対策として、大宴会を開く場合にはグループ分けをし、各部屋をオンラインテレビで中継する対策が取られています。また、新生活習慣として[ 新型コロナウイルス 感染予防対策と宴会マナー(検討中)]のチラシが作成されています。

島根県独自に発行したプレミアム宿泊券の発行金額は722,490千円で10月8日現在の換金額は305,750千円であり、使用されていない券があると思われます。

11月末終了となり予約が取れないとの声も聞きますが、リーズナブルな宿泊施設や平日は開いていますので、観光事業への支援とともに、 新型コロナのために閉塞感の生活を一日だけ考えない日を過ごされてはいかがでしょうか。