活動報告
飯南町来島拠点複合施設竣工記念式典について
筆者:高橋まさひこ
2020.10.06
飯南町来島拠点複合施設竣工記念式典について
令和2年9月29日、飯南町において来島拠点複合施設の竣工式が関係者多数出席のもと、盛大に開催されました。
当該施設は、平成28年12月に地元[すみよい地域・来島地域課題等検討会議]から飯南町へ建設要望があり、29年6月に飯南町来島拠点複合施設検討委員会が設置され、住民の意見を十分に取り入れた機能的な施設となっています。
総事業費917百万円で過疎債や社会資本整備交付金、そして一般財源を活用し建設されました。2階建てで、1階は1,235㎡、2階は665㎡。
複合施設と言われるのは、住民の集会施設や災害時の避難施設、そして中央図書館などの機能を有しています。
館内は電気とガスの併用設備となっており、災害が発生し停電状態になっても自家発電とガスにより住民が避難をしても調理室での自炊ができますし、夏場での空調も完備されているので防災機能に優れている施設となっています。特に避難者のプライバシーを守るため2階には間切りの部屋が6部屋程度準備されています。
県議会において、避難指定箇所には自家発電機の配備を要望していますが、今回の施設を見て、新しく建設される住民施設にはこうした防災に対する複合施設の必要性を痛感しました。
[災害は忘れた頃にやってくる]は昔のこと。今は「災害は何時でもやってくる」の時代になってきました。飯南町の先駆的複合施設を見せていただき、これからの住民施設にはこのようなコンセプトで建設していくことが安全・安心なまちづくりに必要ではないでしょうか。
当該施設が来島地区の発展に住民の活動拠点として、その使命を大いに発揮することを期待しています。